我が家にモカがやってきた!
ワンちゃんを飼いたいなぁ
2004年11月9日
モカが我が家にやってまいりました。
モカの誕生日は8月17日ですので、生後約3ヶ月です。
新しい家を建ててから3年半が経った頃です。
私と妻はどちらかともなくワンコでも飼ってみたいなと思っておりました。
何日かネットでワンコ情報を仕入れ、県内のブリーダーさん
でトイプードルが生まれていることを知りました。
当日、私は職場の休憩時間にブリーダーさんに電話をしました。
購入するかしないかは交渉しだい・・・そう思って気軽に電話をしたのです。
ブリーダーのおばちゃん:
「5匹生まれたうち、2匹残ってるよ。でもメスの方は繁殖用にとっておくから、あとはオス1匹だけね。」
「あ、あと午前中に他の人からも問い合わせがありましたけど。」
お〜、大変だー!
あと1匹しかいない。しかも、他の人も狙ってるとな。
僕:「あっ、あ、あ、今日、行っていいですか?仕事が終わってから。」
さっそく妻に連絡をし、夜、一緒にそのワンちゃんを見に行くことにしました。
ごたいめ〜ん
勤務時間が終了。
僕は猛然と自宅に戻り、妻を車に乗せてダッシュ。
ふと助手席の妻を見ると、可憐なおべべを着て、いつもの100倍は輝いている。
「気合入ってるなーっ!」
ちょっと違うような気がしない訳でもないが。
あと、後部座席に置いたおしゃれな籐のかごはいったいなに?かごの底には気持ちのよさげなふかふかしたお布団上のものが・・・。
県内と言っても距離にして40〜50kmはあるのだろうか。ブリーダーさんの大曲までは車で小1時間くらいはかかる。
着いた頃には薄っすらと暗くなっていた。
ちっちゃい、かわいいたたずまいのペット屋さんの建物。ドアを開けたら、おばちゃんが待っててくれていた。
お店全体がケージなのかなぁ。サーカスのライオンショーのよう。んで、お店というケージの中はフリーダム。おばちゃんがいて、そして、トイプーが2匹。
キャンキャン人なつこいのと、もぞもぞマイペースで歩いているのと、性格が違う2匹。
そして、人間と動物が対等に暮らしている感じはなかなかのもの。
あのもぞもぞがモカに違いない。
どちらかと言えば人なつこい方がいいのかなとも思ったが、そちらは繁殖用のメスなので売れないとおっしゃる。
僕は隅っこを歩いているもぞもぞしているトイプー引き寄せ、抱きかかえる。
あら〜、香ばしい香り。
きっとこれまでの人生(犬生?)でお風呂には入ったことはないみたいだ。そう言えば、お店の床には新聞紙が敷き詰められ、全体がケージでもあり、トイレでもあるのかもしれない。
妻:「抱っこせずに、かごに入れていけばいいんじゃないの?」
僕:「・・・。」(あ〜、あのかごねぇ。)
おばちゃん:「ダメダメ、犬は動くから、言うことなんか聞かないから。」笑
--- チーン ---
まずは無事にモカをゲットし、お店から出たのでした。
めでたし、めでたし。
モカを連れて我が家へ
僕がモカを抱き上げ、ブリーダーさんのお店から出て、車の中へ。
モカからの素晴らしい香りが漂い、車中に広がった。
モカは発酵してるのか?
おしゃれなワンピースを着ている妻には可愛そうだったが、僕は運転席からモカをそっと手渡した。
モゾモゾ、モゾモゾ。
その発酵わんこは、動いている。
手を添えて、身体にピッタリとつけておかないと安定しない。
もう匂いどころではない。
ブリーダーさんから出て、まずは大曲(現大仙市)インターに向かった。
それにしても目に染みる。匂いが目に染みる。
ん?
もしかしてウンチでもしたのかな?
いぶかしく思った二人はインター手前の駐車場に車を停めて、モカを抱き上げて下半身をチェック。
なんともなかった。・・・一安心
だとすると二重三重の強烈な香りは、モカの身体に染み付いていることになる。
自宅近くの秋田市のインターまで、果てしなく遠かった。
高速での30分が果てしなく長かった。
黄色に充満するモカの香り。
目にも突き刺さり、実に痛香ばしい。
あのときの状況は18年経った今も実に鮮明だ。
高速を降り、いよいよ我が家へ。
妻の胸からモカを抱き上げ、玄関前に到着。
もう笑うしかない。
二人とも、モカと一蓮托生。
強烈な匂いをプンプンさせながら、家に入った。
かくして、二人と一匹のあらたな家族生活が始まった。